二夜明けてみて、やっぱり、この二つのことは書きのこしておかなくちゃとかんがえた。
2015年、平成二十七年の大晦日のことである。第66回紅白歌合戦。
ひとつはBUMP OF CHICKENであり、ひとつは綾瀬はるかである。
2006年に一年の浪人を経て入学した大学で、カルチャーショックを受けたひとつがバンプ。
学祭の打ち上げでクラスメイトと足を運んだカラオケ。みんなバンプばっか歌うの。
一年生まれた年が違うだけで、こんなにも好みのバンドって変わるんだーって。
みんなが好きだと、やっぱり好きになるよね。十年前のぼくは、一時的だけど、バンプのとりこだった。
それから十年のおとといの夜、紅白での彼らの姿は、ぼくの目にささった。
歌詞の意味はやっぱりよくわからないけれど、でも、そんなもの大抵のうたにいえること。
断片的なことばが、ぐいぐいこころにささる。アンニュイな雰囲気も、伝説っぽい。
この十年の間、彼らの活躍に盲目だったことを悔やんでいます。
中継での出演で、紅白のステージのほのぼのした雰囲気と差があったのも良かった。
幕張で彼らの生の伝説に遭遇できた人は、泣いてたりもしたんじゃないのかな。
東京事変での活躍も名高いベーシスト亀田さん、「歌詞泣ける」と、つぶやいてましたね。
そして綾瀬はるか。
天然なのか、計算なのか、これもよくわからないけれど、見たまま受けとめていいとおもう。
じぶんのしごとで手一杯なのかと思いきや、黒柳徹子女史の背にときおりやさしく手をまわして支える、
そういう姿がほほえましくて、素敵でした。
以上。