-topocrat-


There's lots and lots for us to see,there's lots and lots for us to do,

「うれしげ」を地で行くにんげんが、世の中と自分との距離をはかるために、なにかしら書いていくブログです。

2010年07月

「パーク・ライフ」

2002、吉田修一著。

先輩との小説の貸しあいっこ第三弾。
文春文庫版には「パーク・ライフ」と「flowers」が収録されているのんだけど、読んでみた感じ、前者が"ほんわかほんわか"で後者が"北野武"。

あんぼ坂
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「もちろん嫌いだよ。ただ、嫌いな奴とでもうまくつき合えるんだよ、俺は」「……と言うか、嫌いな奴のことが、そんなに嫌いじゃないんだな」

『flowers』より引用

「グラスホッパー」

2004、伊坂幸太郎著。

「世の中の不幸の大半は、誰かが高をくくっていたことが原因なんだってば」

その通りだ。

本文より引用

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第44回 うわじま牛鬼まつり (平成22年7月22・23・24日)



22日(木)
○うわじまガイヤカーニバル
○第15回オールカマーフェスタ
○煙火打上

23日(金)
○煙火打上
○県警音楽隊ふれあいコンサート
ブラスバンド・トランペット鼓隊県警音楽隊
パレード
★例祭
○こども牛鬼パレード
○第15回オールカマーフェスタ
○宇和島おどり大会
★宵宮祭
○海上打ち上げ花火

24日(土)
○煙火打上
★子ども行列
○親牛鬼パレード
○第15回オールカマーフェスタ
★神輿出御
○走り込み
★御旅所祭
○仕掛花火
★海上渡御
○打ち上げ花火
★走り込み


「火車」

1992、宮部みゆき著。

最近先輩との小説の貸しあいっこがはじまった。何冊か持ってったなかで先輩が最初にえらんだのがサガンの「悲しみよこんにちは」で、ぼくがえらんだのが「火車」。なんだかちょっと似てる、のかな。

あんぼ坂

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「お金もない。学歴もない。とりたてて能力もない。顔だって、それだけで食べていけるほどきれいじゃない。頭もいいわけじゃない。三流以下の会社でしこしこ事務してる。そういう人間が、心の中に、テレビや小説や雑誌で見たり聞いたりするようなリッチな暮らしを思い描くわけですよ。昔はね、夢見てるだけで終わってた。さもなきゃ、なんとしても夢をかなえるぞって頑張った。それで実際に出世した人もいたでしょうし、悪い道へ入って手がうしろに回った人もいたでしょうよ。でも、昔は話が簡単だったのよ。方法はどうあれ、自力で夢をかなえるか、現状で諦めるか。でしょう?」

「だけど、今は違うじゃない。夢はかなえることができない。さりとて諦めるのは悔しい。だから、夢がかなったような気分になる。そういう気分にひたる。ね?そのための方法が、今はいろいろあるのよ。」

本文より引用
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